くにたち、あの日あの頃 21 - 谷保の農道 1955年

谷保の農道 昭和30年代(写真:くにたち郷土文化館蔵)

谷保の農道 昭和30年代(写真:くにたち郷土文化館蔵)

資料『統計くにたち』を見ると、1965(昭和40)年に24,600アール(1アールは100㎡)あった国立市(町)の農地面積(経営耕地面積)は、2005(平成17)年には5,264アールに減少している。専業農家数は96戸から25戸(平成2,3年は1戸になったがその後増加)になり、近郊農村型の産業形態は、高度経済成長期以降大きな変化を遂げた。田んぼと畑地の割合はおよそ1:2。耕地面積は減ったが、この比率はずっと変っていない。

ハケ下に耕作地が広がるこの写真は、まだ農業が盛んだった頃。細い農道を改良する工事が盛んに行われ、たびたび町報に紹介された。擁壁の随所に残る玉石は、その改良工事を今に伝える。

 

くにたち公民館だより 2007年11月 573号 ‐ くにたち、あの日あの頃21

出典 くにたち公民館だより

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