くにたち、あの日あの頃 3 - 緑川の流れ 1955年

緑川 1955(昭和30)年代(写真:くにたち郷土文化館蔵)

緑川 1955(昭和30)年代(写真:くにたち郷土文化館蔵)

国立と立川の境付近を流れる緑川は、立川飛行場の排水路として1946(昭和21)年に完成した。その後1960(昭和35)年代になって、立川市街地部分の暗渠化が進んだが、国立町の部分は、長らく開削当時の面影を残していた。晩年はその流れも枯渇し、コンクリートの構造物だけがその名残を留めていたものの、それもやがて区画整理によって消え、周囲の宅地化も進んで、写真のような風情はすっかり過去のものとなった。この緑川の東側は、1995(平成7)年から行われた発掘調査で、旧石器、縄文期の遺構、遺物が多数検出されている。

くにたち公民館だより 2003年09月 523号 – くにたち、あの日あの頃 3

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