くにたち、あの日あの頃 12 - 富士見通り 1960年

雨の富士見通り 1960(昭和35)年頃(写真:くにたち郷土文化館蔵)

雨の富士見通り 1960(昭和35)年頃(写真:くにたち郷土文化館蔵)

この写真は富士見通りを国立駅の方から撮影している。雨季の水難はここも同様。富士見通りは、大正時代に開校した東京高等音楽学院と国立学園小学校の通学路であり、商店街の草分けにもなっている。この商店街の歴史は長く、そのままくにたちの歴史につながっていて、国立駅が開業した1926(大正15)年、この地区で最初の商店である「せきや」が店を開いた。「せきや」は当初旭通りに面していたが、のちに現在の場所に移転している。商店の親睦組織の草分けともいえる「商栄会」も富士見通りの商店が中心になって発足した。写真右手の「ロマン」は1957(昭和32)の開店し、1994(平成6)年まで営業を続けていた。

 

くにたち公民館だより 2006年07月 557号 ‐ くにたち、あの日あの頃12

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